初盆の夜、亡くなった祖母が帰ってきた証拠の話。

お盆になりましたね。

お盆は、亡くなった人があの世から帰ってくる時期。

迎え火を焚いてキュウリの馬に乗って戻ってこられ、茄子の牛に乗って送り火に送られて、あちらの世界に帰られます。

実際、お盆はあの世とこの世の境目が薄くなり、普段は感じにくい故人の気配を感じやすくなる時期です。

今日は、私の祖母の初盆に起きた不思議な出来事をご紹介します。

祖母の初盆で起きたこと

これは今から30年以上前の話です。

母方の祖母が亡くなって初めて迎えるお盆のこと。

祖母の家は田舎にあり、車でしか行けないような場所のうえ、かなり遠いんですね。

そんな遠いところなので、私は一緒には帰れず、両親だけが祖母の家へ向かいました。

後日、母から初盆の様子を聞いたときのこと。

「仏間から音がしたから見に行ったらね、仏壇に供えてあった灯明(とうみょう)が畳の上に落ちていたのよ」と言うのです。

寝る前にちゃんと灯明の火は消しているはずなのに、なぜか灯りがついたまま。
しかも仏壇は1メートルほどの高さがあり、簡単には物が落ちない造りです。

その話をしていると、横で聞いていた父がぽつりとつぶやきました。

父が口にしたひと言

「帰ってきてはったもんな」

実はうちの父、めっちゃ視える人。

田舎に滞在中、ずっと祖母の足音がしていたのだそうです。
台所の土間を行ったり来たり、まるで家事をしているように。

祖母は本当に働き者で、生前も家にいるときは常に何かをしていました。

お盆に帰ってきても、きっと家族の食事の支度をしてくれていたのでしょう。
「せっかくなんだから休めばいいのにね」

そう、家族で笑いながら話したのを覚えています。

帰ってきた霊は、気配を送ってくれている。

この出来事を通して感じたのは、亡くなった人がそばにいる気配や不思議な出来事や体験は信じていい、ということ。

夢で見たり、亡くなったペットだと一緒に寝てくれるような感覚を覚えることも。

それらも間違いなく、帰ってきてくれているのです。

そしてそれは

あなたが引っ越していようとなんであろうと

気配を感じたならば

いるような感じがしたならば

間違いなく、帰ってきてくれているのです。

お盆の時期にふと大切な人の存在を感じたなら
それは「会いに来てくれた」証拠。

もしあなたも今年のお盆に、誰かの気配や優しい空気を感じたら
怖がらずに、思い込みだと思わずに、ぜひ「おかえり」と声をかけてみてください。

きっとその想いは、届いていますよ。

投稿者プロフィール

奄海るか
奄海るか薔薇の魔法師・ サイキックミディアム
世界に3人の薔薇の魔法師の1人でサイキックミディアム、いわゆる霊能者。金融機関17年勤務ののち、この世界へ。生きている人も亡くなっている人もリーディング出来、霊視、土地診断も可能で胡散くさい事は大体出来る。

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