サイキックミディアム、霊能者を仕事にしている理由。
私はサイキックミディアムを仕事にしている。
日本だと、霊媒や霊能者に当たる言葉だ。
ぶっちゃけ、胡散臭い。
それは自分自身でも自覚しているし
仕事を話すと、それだけで嫌悪される事もあるし
好奇心混じりに質問される事もある。
しかし私も、この仕事をするまでは
胡散臭いなあ、と思っていたし
全ての人に理解される仕事では無い事も知っている。
だから普段は、仕事について自分から話す事は無い。
それでも私が、サイキックミディアムを
仕事に選んだのには理由がある。
その理由になった私の経験を
少々お話しよう。
年末も近づいた、寒い日の夜。
私は父に電話をしていた。
「なんかな、頭が痛いねん」
自分の体調不良を滅多に語らない父が
ポロっとそんな事を言った。
私は
「風邪? おかしいと思ったら病院行きやー」
そう答えた。
よくある、用事のついでの世間話。
父はこの翌日、意識不明となり たった1度だけ
意識を取り戻したが、2ヶ月後には帰らぬ人となった。
この世間話が、父と交わした最後の会話になるなんて
全く想像もしていなかった。
原因は事故ではなく、病気だったのだが
それでも残された側である、私たち家族は
「あの時、ああしてれば助かったんじゃないか」
「気をつけていれば助かったんじゃないか」
「もっと早く気付けばよかったんじゃないか」
こんな風に考えていて
「父の声が聞きたい」
「どう思っていたのか聞きたい」
一周忌が終わるまで、ずっと思っていた。
しかし、霊能者には頼らなかった。
この理由はすごく単純。
霊能者がどこにいるか、知らなかったからだ。
インターネットで検索した記憶はあるので
見つけられなかったのだろう。
なので、時間が癒してくれるのを待つしかなかった。
今でこそ、自分で父の声は聞く事が出来るし
生前同様の会話も可能だ。
しかし、この段階にたどり着くまで6年掛かった。
だけど、今でも思う。
もっと早く、父と会話が出来ていたら
色々違っただろうな、と。
まあ、たらればを言うとキリがないのだが
もっと気持ちが楽になったかも知れないな、とも
感じたのだった。
そして今、自分が霊能者という存在になって
強く知った事がある。
それは亡くなった人逹の思いだ。
亡くなった人達は、この世に生きている人達
それは家族であったり、親戚であったり
友人や同僚など様々な関係性があるが
思いは皆、同じだ。
彼らは
「生きている人のことしか 考えていない」し
「自分のことで悲しい思いをして欲しくない」し
「残された人に幸せになって欲しい」のだ。
自分がいなくなったことで、苦しんでいたり
辛い思いをしていることが悲しいのだ。
しかし、この世に生きている 私達。
残されたものは、亡くなった人に対して
色々な思いを持つ事も確かだ。
それは亡くなった人逹も、生きている私達も
お互いがお互い、幸せになって欲しい
苦しまないで、と思いあっているからだ。
これは思いやりで、愛でしかなくて。
勿論、亡くなった人に対して文句の一つや
恨み言を言いたい人もいるだろうし
成仏していないのでは、と気にする人もいるし
突然の別れに心の整理がつかない人もいる。
だけど私は、亡くなった人達が、今幸せで
笑顔でいることを知っている。
そして、亡くなった人達は 生きている人達が
幸せに、この世を楽しんで生きてゆくのを
願っているのも私は知っている。
勿論、そんな風に思っていない
亡くなった人達もいるにはいるし
亡くなって改心する人もいる。
だけど、絶対数が少ないし 私の元に訪れる
クライアントには、ほぼ無い事だ。
私はもっと、この世に生きている人達に
亡くなった人達から届けられる
愛あるメッセージを伝えたい。
亡くなった人の声を伝えることで
生きている人の後悔を無くしたいのだ。
そのために サイキックミディアムを
やっている。
私の元を訪れたクライアントに
亡くなった人達からの愛の言葉を伝えるために
この仕事をしているのだ。
あなたも大切な人からの伝えられる言葉や
伝えられなかった思いを伝えたいなら
どうか、私を使って欲しい。
そして、未来を力強く 楽しんで生きて欲しい。
もう一度、あなたの大切な人に再会する時に
思い切りの笑顔で、会えるように。
亡くなった人達からの愛のメッセージを
届けるセッション
投稿者プロフィール
- 世界に3人の薔薇の魔法師の1人でサイキックミディアム、いわゆる霊能者。金融機関17年勤務ののち、この世界へ。生きている人も亡くなっている人もリーディング出来、霊視、土地診断も可能で胡散くさい事は大体出来る。
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