
私たちは人である前に
等しく「命」だ。
誰もが
この世に生まれてきた命で
誰かの大切な人で
誰かの子供。
殺されていい人は誰もいないし
殺していい人も誰もいない。
私たちの誰もが
未来を生きている保障はない。
だが、誰のいのちも
奪っていいことにはならないのだ。
私たちは いのち。
いつ終わるか分からない
寿命という名の蝋燭を
何もしなくても
勝手に無くなってしまう蝋燭を
私は、あなたは。
どう使っていけばいいのだろう。
そして、いのちが終わったその時に
先にあの世へ行った人たちに
何を報告できるのだろう。
私たちは いのち。
この魂に経験を積み、天に還る日まで
自分自身を磨き続ける存在。
2度と訪れない「今の自分」で
生きていく美しい存在なのだ。