使命や天命に気づく前に、知っておきたい基礎の基礎。

自分がこの世に生まれてきた意味を
使命、天命という言葉で表現することがある。

 

これは自分が、人生でやるべき事や
自分の生きがいとして得られるものを
示していることが多い。

この使命や天命は、 この世の全ての人が
生まれながらに持っているものだ。

 

そして、この使命や天命は
大いなる存在や神から自分に
与えられたもの。

 

そう思っている人もいるだろう。

 

残念ながら、それは違う。

 

使命や天命は与えられるものではない。

生まれる前の自分が決めて作るのだ。

 

 

使命や天命とは、生まれる前の魂が

「次の人生で、何をするか」を
決めて、新しい人生のテーマとして
この世に持ってくるものだからだ。

自分がやる事を決めて、生まれてくるから
全ての人が何かしらの形で持っている。

 

 

魂の存在である自分が
「次の人生はこんな事をします!」と
行動予定表を書く。

そしてそれを、大いなる存在や神に提出する。

内容に問題があれば 差し戻して再提出で
内容に問題が無ければ、承認と決済が降りる。

 

これがいわゆる、使命や天命と呼ばれるものになる。

つまり使命や天命は「自分の人生の行動予定表」なのだ。

 

そして次に、育つ時代や国、どの両親から生まれるか
選んでいくのだ。

 

次の人生の行動予定表に、どんな内容を持ってくるか。

それは魂によって様々だ。

 

波乱万丈な人生を望む人もいれば
平凡で平穏な人生を望む人もいる。

何かを成し遂げると決めた人もいれば
何かを手放すと決める人もいる。

前の人生に後悔し、新しい人生で
やり直したいと思う人もいるし

前の人生で出来なかったことを
新しい人生でやろう、とする人もいる。

 

いずれにせよ、自分が決めたテーマに向かって
それぞれの人生を進んで行くわけだが
これがそう簡単ではない。

 

その理由は、とてもシンプル。

「使命や天命は生まれてくる時に忘れるもの」

だからだ。

 

なぜ忘れるのか?

それは使命や天命が、一生を通して達成するものであり
そして気づかなくても、人生には全く支障が無いからだ。

使命や天命と解っていなくても、知らず知らずのうち
達成していることも良くある話だ。

 

更に、寿命や亡くなり方まで決めている場合もあり
これを知ってしまうと、人生を進むのが
困難になる人もいるからだ。

 

使命や天命は素晴らしいもので
綺麗なものだと思う人もいるだろう。

実はこれも、忘れているからこそ思えるものだ。

 

使命や天命は全くキラキラしていない。

とても責任が重く、途方に暮れるようなものなのだ。

 

私はある日突然、自分の使命を思い出してしまった。

別に使命や天命について考えていた訳でも何でもなく
新幹線で呑気にお茶してたタイミングで思い出した。

 

それは本当に責任重大で

何でこんなテーマ決めたんだ、自分!! って

自分に対して怒りたい、そんな内容だった。

 

だけど、自分で決めたことだから仕方がない。

 

しかし、思い出したからと言って私は
使命や天命を達成するために
今を生きてはいない。

なぜなら私は、私の人生を全うする
この世を楽しむために生きているのであり
使命や天命のために、生きているのではないからだ。

 

あなたがこの世に生まれてきたのは
あなたがこの人生を楽しむためだ。

 

使命や天命が、いかに素晴らしいものだとしても
それに振り回されてはいけない。

そして、自分が人生を生き切った時に。

初めてそれが使命だった、天命だったのだと
気づけばいいのだ。

 

使命や天命は自分自身のためにある。

そしてそれは、魂の自分が叶えたかった願いだ。

 

たとえ、使命や天命が全う出来ない人生だったとしても
自分の人生が素晴らしいと思えたなら、それでいい。

 

あなたの人生はあなたのもの。

自分がこの人生を何で満たしたいのか。

それこそが、あなたの使命であり天命。

 

そして何より、あなたが毎日楽しく過ごせる事の方が
使命や天命よりも、大切な事なのだ。

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